

町中の羊が食べられてしまう日まであと3日
タバスキ(犠牲祭)はラマダン(断食月)が明けて一ヶ月と十日後、イスラム暦の十一月十日に行われる祭りであります。
日本でいえば正月に匹敵するような大行事なのに、なぜだか日程が確定するのはぎりぎりになってからで“ 今年のタバスキは11月の16日か17日ぐらいだわー!前後3日くらいは幼稚園も休みだから来なくていいよ!!インシャーラ“ですってさ。
なんて大雑把な説明だろうか。
意味がわからないので謎が多いタバスキを調べてみた。↓
・旧約聖書の、アブラハムが信仰の証として最愛の息子を神の生け贄に捧げようとした故事にならって、一家の家長たるものは、その資金力に応じて、羊を最低一頭は殺して神に捧げなくてはならない。
それがイスラム教徒である家長としてのつとめである。
・お金のない人は羊より安い山羊とかあるいは鶏とかを代用しても良いことになっている。けれども、羊は必ずオスである。
なるほど・・・一家の家長にして見れば、男としての沽券に関わる重大事、年に一度の羊の肉の大盤振る舞いの日なわけね。
でも当然、日ごろから計画してお金を使うという観念がないセネ人・・・羊を買うお金のやりくりに四苦八苦するわけでございます。
そして必然的に私にもとばっちりがくる。
タバスキ用にセネガル服を作ろうと仕立て屋に出した服がまったくできない。
本当なら10日前に出来上がってるはずなのに、毎回行くたびにごめんごめんもうすぐできるから明日来て!!と言われる。
毎日そんなやり取りをしていたが今日はあからさまに怒った顔をして
“もういい!毎日、明日明日って言って一体いつできるというのさ!違うとこに出すから 金返せ!!!!”
と言ってみると、おっちゃんあわてて布を引っ張り出し
“今すぐするからほら!!みて、もうちょっとまってて”
っと焦っている。さすがにやばいと思ったのか・・
“ジャトゥー(私)実は問題があって”
っといいだすので
“ 何?”
っと聞き返すと
“仕立て屋がおれ一人しかいないから仕事がいっぱいで進まないんだよ・・・”
っていやいや・・そんなんはじめっから解ってるやんか~~い!!!
タバスキにあの服が間に合うかはインシャーラだな・・。
そして、もちろん、“お金頂戴”“貸して”攻撃もいつもよりまして多くなる。
・・・なのでうんざりして仲のいいセネ人に愚痴ってみる。
“お金貸してって言われるのってそんなの友達じゃないと思うんだよ!すごく悲しい!!私はセネガルに住んでいるしボランティアなんだからお金持ちじゃないのに!!!”
と言うと、
“うんうん解るよ!そんなの友達じゃないよな!そういう奴はほっておけばいいさ!”っと慰めてくれたので、あぁ、セネ人にもいい人はいるなぁ~。っと聞いてもらって少しすっきりした気分でいると、“ところでジャトゥー、タバスキ用に羊が買いたいんだけど三万FCA貸してくれないかな?”だってさ・・・。
ぬぉぉぉぉ~~~さっきの話きいてへんかったんか~~~ぃっっっ!!!??
・・・・毎日コントしてんちゃうねんで、ほんまもう勘弁してやー。
おー牛みたいな羊がいる...
返信削除スーダンも間もなく犠牲祭。
こちらはイードと呼びます。タバスキは通じません。
セネガル
スーダン人の多くは真面目で人がいい敬虔なイスラム教徒なので、お金を貸して、なんてよっぽどのことがない限り言いません。
ちょっとセネガル行くの怖い...
半分冗談です^^
訂正しかけたらコメントがとんでしまった...
返信削除*****
セネガルと同じく、今週は仕事しません。
休暇の期間も直前発表。
困ってしまいます。
*****
と書きたかったんです。"タバスキは通じません"のあと。
まあさん
返信削除お金貸してよりは くれ!の方が圧倒的におおいですが・・まぁどっちでも一緒か・・。
スーダンも犠牲祭はいっしょなんですね。
色々ありますが・・・・でも私はセネガルが大好きです。
待ってますよ~~!