自己紹介

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 ずっと 魂が呼ばれている気がしていたアフリカに青年海外協力隊で行くことが決まりました。 どんなことが待ち受けているのか楽しみでわくわくドキドキ!!!。 幼稚園の先生としての経歴 ・日本の幼稚園4年間 ・ベトナムの日系幼稚園2年間 ・韓国の幼稚園の日本人クラス1年 ・ドイツの日系幼稚園2年間 ・日本のインターナショナル幼稚園10ヶ月 ・セネガル幼児教育隊員2年間。 幼稚園の先生最高です!!!! 自分にむいてないと思ったことは何度もあるけど辞めたいと思ったことは一度もない! 子どもから学ぶこと多し! この職業に出会えて本当によかった~~~~~~~~~~~。

2011年6月19日日曜日

拷問遠足

今学期もそろそろ終了です。

私が通ってる公立幼稚園の年長さんが卒業するということで、最終日の卒業遠足に行ってきました

計画性とか、あんまりないセネ人が企画する遠足・・・一体どうなるものかと怖いもの見たさで参加しましたが・・やはり期待は裏切られなかった!







 ”朝7時半に出発だからね!”と言われたので、体調がすこぶる悪い中、早起きして出勤・・・。

でも何時に帰ってくるのか聞いていなかったので先生に尋ねてみると”夕方 インシャーラだよ”・・・との事。

インシャーラ=神様の思し召しの通り

おぉ!早速出ましたインシャーラ!見送る保護者たちにも”夕方インシャーラに迎えに来て下さい”といってるではありませんか・・・。

しつこく“何時に帰ってくるのよ~~?”っと聞きいても、“そんなこと解るわけがないじゃないか!!”との返事・・・。

”解れよ!!!”っと心の中で突っ込んでみたり・・・”こんなざっくりでよく保護者が怒ってこないもんだ”と感心している間にも時間は過ぎていく・・・準備と子どもたちの確認にてこずり出発したのはなんとすでに2時間遅れの9時半!!

ご飯食べて帰ってくるから3時かな~~なんて言われたので 私流勘算(セネ人が思う時間×2倍)をしてみる。

9時から15時が6時間だから×2で12時間・・・っということは夜の9時か・・・

って・・・まさか幼稚園の遠足に夜9時解散はないだろうな。

”神様6時までに帰ってこれますように”と私もインシャーラに対抗して直接神頼み・・・。





 結局全校生徒の半分しか出席せず園児120人を1つのバスにつめて

昼ごはんを作るお手伝いお母さんたちと私はカール(ミニバス)にのって出発しました。



つかまっていないと椅子からずり落ちるくらいのガタガタの砂道を走ること3時間!!!(幼稚園の遠足に片道3時間の場所を選ぶ事がすでにおかしい。)先生たちも保護者ももう疲れきっったところで園児のバスが見えない事に気づく・・・・

電話をしてみると砂にタイヤが埋まって動けないからミニバズでピストン輸送してほしいとのこと・・・

”それじゃ園児迎えに行ってくるからここで降りてね!”っと下ろされた場所はここ。










”大丈夫後少し歩けば海が見えるから インシャーラ”

と言われ酔ってふらふらになっているみんなをポイとすててバスは逆戻り・・・。

バスから降りる体力も残ってないというのに・・・12時の灼熱の大地に降ろされて・・・歩いて行けよインシャーラとは・・・・。

これは体力を温存しながらじゃないと生きてたどりつけない・・・みんながそう思ったのか ゆっくりそして誰も話をしないでひたすら暑さにたえて歩くこと30分以上・・・・。

頭がくらくらしてきたところで目的地にたどり着く・・・

これで園児が到着したらまたここは戦場になる・・それまでに何とか体力を回復しなければ!!



第一陣で運ばれてきた園児が降りてくるとさぁ大変!予想を上回る大暴れ!

有り余るパワーで飛んだり跳ねたり・・・



海に行くからとみんな水着を着てきたのに入れるような所じゃなく、結局ちょっと足をつけ 既成事実用の写真をとるだけで海は終了。








あとは園長の子どもと先生たちの子どもが好き勝手水で遊んでいるのを園児が眺めているだけ・・という辛い図に・・・。



目の前に水があるのに入れないのがもどかしいのか 子どもたちは海で遊びたい!!!っと駄々をこねまくる・・・そりゃそうだよ・・・ほんと・・・。

3時間もかけてきたのに歌を歌ってるだけなんて・・幼稚園の園庭でやればいいことじゃん・・・かわいそう子ども達。

下見とかないんだよね・・ってか下見っていう単語自体ないんだろうなぁー。



一方で、お手伝いで来ているお母さんはさっそく料理(この時点で1時)私も体力がつきたので調理班に入れてもらう・・。まずは火を起こすところから・・・・








今日は大量のヤッサです。







(絶対余る!!とひと目で解ったが、本当に余って帰りヤッサ鍋を抑えながらバスに乗るはめになる事をこの時の私はまだ知らない)


 子どもは海にも入れず日蔭が唯一ある建物の下に集められてご飯までの時間をひたすらつぶす・・・(疲れて寝てしまう子も・・)







そして出来あがったのがこれ。







食べ始めたのは3時半・・・(あれ?帰宅予定の時間すぎてますけど・・)

  一仕事終えトイレに行くと10人くらい子どもがたむろして大惨事!!2人が水道の水で遊んで水浸し・・・その上を裸足の子どもたちが歩き回っていて、う○こがしたいーーと泣きながら訴えかけてくる3歳児に服を掴まれる・・・。

ご存じの通りセネガルトイレは紙とかありません・・・・最後にかやんみたいのに入ってる水で流して終了なんだけど・・・う○こということは・・・やっぱり!?洗ったげる!?

自分のは相当慣れたけど、人のまで素手で洗うの抵抗あっる~~とか思ってる暇がないくらい次から次へと う○こコール・・・。

全部のお尻を洗い終わったあと、大盛りのヤッサを出されたのだが、、食欲0な上に手で食べる気が起こらず・・。ほぼ残す。





後かたずけをしてたらあっという間にあれ6時!?

ここに来るまでに3時間かかったっという事は・・・あえて考えないようにするか。





 バスに乗り込んだのは夕陽がきれいに見える夕方・・・

帰りも来た時と同じようにカールで子どもたちをピストン輸送、私は乗ってきたミニバスで先生とお母さんたちとゆられながら帰る。

途中何度も野しょん休憩が入るが、物陰どころか草すらない平地。

さっきのお尻洗い戦争のせいでトイレに行きそびれていた私だが、家までトイレに行けないんだなと覚悟を決める。



疲れているし、揺れが激しいし、昼の残りのヤッサが大量に車内にありその匂い充満中。

とうとうお手伝いのお母さんが連れてきた子どもがもどすもどす・・・。

こっちの車でこんなありさまだったら120人乗ってるのに3人しか先生が乗ってないあっちのバスの方はいったいどんな大惨事になっているのだろうか?

っと心配になったが、どうしようもないのでまた考えないようにしてみる・・。



疲れて眠りかけていたら、なにやら”まっすぐだ””いや違う、もっと右だ”っと言い争いが始まるではないか・・・。

まさかとは思うけれど・・・!?まさかの~~~迷った!?

こんな道なき道を走ってたら迷子になるの・・解るよ・・・解るんだけどね・・・でも・・・。

いいや・・考えないようにしよう。

すると運よく道にたどりつく。一同ホッ・・・。



園到着したのは私が予想したまさかの21時・・・。

手伝いのために子どものバスに乗り込むと通路が水浸し・・・その匂いから汚物だろうな・・と想像できるも、ここもあえて考えないように努め、最後の力を振り絞って寝ぼけてる子どもを抱きあげ外に出し、忘れ物のサンダルを拾い集める事に集中。

保護者への連絡も一切なかったので(というか電話番号自体を知らない)

待ちくたびれた保護者の人だかりにかこまれるが、一斉に引き渡すと子どもが勝手に出ていって収集がつかなくなってしまうため 一人ずつ名前を呼んで引き渡すことに・・・

それでも保護者はわが子はどこだと詰め寄る。子どもはうろうろ。先生は保護者に怒鳴り散らす。

その繰り返しの作業をする事1時間・・・やっと解散になったのは22時でした・・。

幼稚園の遠足22時解散!!どんなやねん!



最後に先生たちが集まって反省会。

“バスが長くて疲れる!“っと一人の先生がいい。

“そうだそうだ!疲れたぞ!”“まぁいい思い出になったか”

 ・・・・はい。解散。

いやいやいやいや めっちゃ先生目線やし・・・もっと反省する点があるやんか~~いっ!



あぁこれは来年も同じ場所に行っちゃう可能性ありだな・・よし次回は誘われても断ろう。

と私の心の中で一人反省会をして。一日が終了したのでした。



ここはセネガル。

日本の物差しじゃ何も測れないということにだいぶ慣れていたはずなのに、どうやらまだまだ驚かされる事はつきていないようです。



日ごろ口に出して疲れたーーとかいうことほとんどないのに・・

セネ人に“疲れたか?”と聞かれて“疲れた” っと即答している自分に笑えました。

セネガル疲労困憊DAYランキング堂々の1位を飾る記念日になりました。

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