自己紹介

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 ずっと 魂が呼ばれている気がしていたアフリカに青年海外協力隊で行くことが決まりました。 どんなことが待ち受けているのか楽しみでわくわくドキドキ!!!。 幼稚園の先生としての経歴 ・日本の幼稚園4年間 ・ベトナムの日系幼稚園2年間 ・韓国の幼稚園の日本人クラス1年 ・ドイツの日系幼稚園2年間 ・日本のインターナショナル幼稚園10ヶ月 ・セネガル幼児教育隊員2年間。 幼稚園の先生最高です!!!! 自分にむいてないと思ったことは何度もあるけど辞めたいと思ったことは一度もない! 子どもから学ぶこと多し! この職業に出会えて本当によかった~~~~~~~~~~~。

2011年11月18日金曜日

タリベの生活みてみよう②

幼稚園からの帰りを徒歩にしてみたら、 3つものダーラ(タリベたちが住む家)がある事に最近気づいた私です。

ダーラによってタリベの生活もルールも少しずつ違うようですが、今回は私が通っている所のタリベたちの様子を紹介します。
朝はお祈りをみんなで済ませて町に托鉢(主に朝ごはんをもらう目的)に出かけます。
病気の子は部屋で寝ていました・・・(でもご飯食べ損ねちゃうよね)

だいたい一日中自由なので一番暑い時間は日陰で休んでいるか、ダーラの前でサッカーなどして仲間と遊んだりしています。

食事の時間になると町に出かけお昼や夕食を済ませて戻ってきます。

夜は、コーランの本の切れ端をノートに写して自主勉強をします(ノートは木で出来ていて何度でも洗って使えます)大きい子はきれいにアラビア語が書けました。
                                              
 ダーラはコンクリで出来ているものの穴があいていて吹き抜けで、


 夜は8畳くらいの暗い部屋に10人ものタリベが寝ています、10人に対してマットラ1枚、ござ1枚、蚊帳が1つしかありません・・・。なのに全然帰ってこないセリン(ダーラを取り仕切っている先生)の部屋はちゃんと1つ確保されており、ベットも蚊帳もついていました。
2011年はカオラックへの大規模な蚊帳配布があったにも関わらず・・・ダーラには全然届いていませんでした・・・どこに吸収されているんだ!?ここに配らないでどこに配る!!!!!!

 18歳の一番年上のタリベがコーランを言わせて先生役をしている事もありますが、タバスキ前は1カ月休みでタバスキ後も、休暇だとかいって、まだ一回くらいしか授業をしているのを見た事がありません。最近は18歳のお兄さんタリベすら里にかえっているとかで、なんと5歳から13歳くらいの小さな子どもたちだけで暮らしています。

 子どもたちは大きくなったら近所の人たちに声を掛けられて家具やさんになったり、自分で選んで仕立て屋さんに弟子入りしたり、市場で何かを売ったりする人になったり、親戚が引き取ったり、家に戻ったり、出来のいい子はセリンになったり、マラブーになれる道もあるんだとか・・・。確かに15歳以上になるとタリベの数が一気に減るのはそのせいのようです。
大きくなったらマラブーになってお金持になるんだ!と夢を語っている子もいました。



 ・・・ところでヨーロッパなどのNGO,赤十字から時々届く救援物資(使用済みの服や靴などの寄付)はコンテナを乗せた船が着いた瞬間、市場のおじちゃんたちに中身もチェックされないままに箱ごと安い値段で買い取られていきます。
そして、市場に商品として並ぶのです。
(去年市場で買った800FCFA=160円のクロックスはこれだったのか、と今になって気づく・・・・。)
もちろんそれをタリベが買うわけもなく・・・・、いつになっても裸足のままです。
こういう物資が本当に必要な人たちに全然届いていない現実があります。

時折ベットやベットマットのように大きいものも届く事があるそうですがそういう高価なものはすぐに権力のある関係者の手に渡ってしまうとセネ人は言っていました。

 お金を寄付しても、物を寄付しても、本当に必要な人の所に届いていなければ意味がない!援助の仕方の見直しも必要ですが、まさに私たち協力隊は一番いるところに物資を直接投入できる存在なのかもしれないなぁっと、今まで物をあげることに抵抗があった私も考えが変わりつつあります。
物をあげればきりがない!けれどタリベは“お腹がすいた”といった私に自分がもらった托鉢のご飯をさしだしてくれました。
タリベは分けてくれるのに私は何もしないって・・・。

タリベという存在が身近になってから、何か出来る事があればやるし、あげれるものは出来る範囲であげようと思うようになりました。

必要なところには援助が必要です。

 一番暑い3時ごろよれよれと歩くタリベに水が飲みたいと家の前で呼び止められました・・。
家にいれてお菓子と水を出すと嬉しそうに食べていました。以前だったらしなかったな。


名前は”モドゥー”5歳です・・。
昼ごはんを食べ逃したそうです。

”お腹がすいている時や困った時はいつでもおいで”と自然に言葉がでてきた。
それはいつもセネ人が私に言ってくれている言葉と全く一緒でした。

そんな事をしたらこれからどんだけのタリベがうちに来るかわからない、と少しおびえていたのですが、時々水をもらいに来る子供は増えたもののそんなに前と変わりません。
(自分が家に最近いないので気づいていないだけかもしれませんが・・・)

そしてそのタリベが出ていくと、入れ変わりに当たり前のように入ってきて、水をもらいに来た奴が








こちらは”犬タリベ”

野良犬のハエちゃんです、キュンキュン言って水をくれとせがむのであげると容器に鼻を全部突っ込んで飲み干して昼寝に入りました・・・。

確かに昼間の外は日陰すらなくて暑いもんね・・・避暑地になるのも解る気がする。



ついでにこの子は夜行性の・・・



”ハリネズミ タリベ” 完全に住みついています。


・・でも・・・おやっ!!??こちらは!!!

確かこの人たちは自分の家があるはずなのに・・・。









こちらは”ジャポネ タリベ”

人の家で ご飯食って ネットやって グダグダしております。
(日曜日やけどもやな・・)

好き勝手やってるように見えますが一番手前のYちゃん曰く”今教材作ってるのよ~”
だそうです。

はいっ?そのようには見えませぬが・・・・。

私の家は休憩所かいっ!!

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