自己紹介

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 ずっと 魂が呼ばれている気がしていたアフリカに青年海外協力隊で行くことが決まりました。 どんなことが待ち受けているのか楽しみでわくわくドキドキ!!!。 幼稚園の先生としての経歴 ・日本の幼稚園4年間 ・ベトナムの日系幼稚園2年間 ・韓国の幼稚園の日本人クラス1年 ・ドイツの日系幼稚園2年間 ・日本のインターナショナル幼稚園10ヶ月 ・セネガル幼児教育隊員2年間。 幼稚園の先生最高です!!!! 自分にむいてないと思ったことは何度もあるけど辞めたいと思ったことは一度もない! 子どもから学ぶこと多し! この職業に出会えて本当によかった~~~~~~~~~~~。

2011年10月28日金曜日

タリベ実態調査!

幼稚園の帰りいつもと違う道をぶらぶら歩いていたら子どもたちの声が・・・引き寄せられるように、行ってみるとそこはタリベの学校(兼おうち)でした。
タリベたちが住んでいる家の事を”ダーラ”と呼びます。

中でコーランを唱えている子どもたちと先生役をしている年上のタリベがいたので喋りかけて無理やり友達に・・・・。これでタリベの事をもっとよく知れる!!
幼稚園からすぐ近くだし、13時に仕事は終わってしまうから、午後はタリベの学校に入り込んで実態調査をしてみようかと・・・相手の状況を知らなければ何をしていいかも思いつかないし・・・(小さな一歩!?)


教室には誰もいなくて年上のタリベたちと小さな子だけ・・
どうしたの?って聞くと”今日は木曜日だけど俺たちにとっては日曜日なんだーだから休み”と言っておりました。
それじゃ丁度いい!っと言う事で居座って喋っているとスイカ屋さんが・・・
スイカに群がるタリベと近所の子供たち!小さなスイカは100FCA(20円)で買えるんだって。
みんなが托鉢でもらってきたお金でスイカを買う先生タリベ(ここでは一番年上の17歳タリベが先生とよばれてすべてをまかされていました)そしてスイカを買って年上の子たちで食べ 私にもハイって渡してくれました。

えーーーーーーーーーーーーーー!!!
物乞いしているタリベにスイカをおごってもらうなんて・・・出来ない出来ない!!!
”いいよみんなで食べてっ”と言うが小さいタリベも受け取らない、みんなでじっと私がスイカを食べる姿を眺めている・・・・・・。
セネガルでは年功序列や力関係がはっきりしているので、私が小さなタリベにあげたからといって年上の子たちが私にすすめているものを受け取る事はできないのです。

少し食べて お腹いっぱいっと言って(←結局タリベにスイカを御馳走になる私)
地面に置くと我先にとちっちゃいタリベ達がスイカをとってむしゃぶりついていました。
よく白いところまで食べる人がいるけれど白いところを通り越して皮の緑のとこまで食いつくしていました・・・。お腹へってるんだね・・・。

その後、一人のタリベに家の中を案内してもらいました。
コンクリで出来た家の中は窓もなく真っ暗・・・もしくは壁が壊れててそこが吹き抜けか・・
勉強部屋1つ 寝室2つ マラブーの部屋一つ 先生タリベの部屋1つです。
”ここは寝るところ・・10人寝てるよ!と見せてくれた部屋は6畳ぐらいのコンクリむき出しの部屋で、薄っぺらいマットラ一枚とござ一枚そして蚊帳2つがぶら下がっている・・・どうやって10人寝ているのか想像できません!!!タリベ学校に泊まりこもうと思っていた私の意志はここで折れることに・・・・。
日本の刑務所とかのほうがよっぽどましなんじゃ・・・。

その後お祈りの言葉(呪文!?)を教えられ明日までに覚えてこい!っと言われました。
”お祈りしてなかったら死んだとき神様に叩かれるんだよ!ほんとだよ!”と真剣に17歳タリベに説得され・・・・神様が叩いてくるとかそんな図想像できないな・・と思いながらも彼らの言われるがままにメモを取ることに。
お礼に日本語を教えてあげるとタリベたちはいつか日本に行きたいから!っといってアラビア語で一生懸命、単語を書き留めていました、”ごはん ちょーだいっ”っとか”お金ある?”とか・・・日本で使う機会あるのか?彼らの知りたい単語はタリベ目線で面白かったです。

お昼食べていきなよーと言われたので一緒に待っていましたがなかなか来ない。。。
どこからも来ない・・・
”ねぇ お昼ってどこから来るの!?”って聞いたらみんなが食べた後のご飯を集めてまわって、タリベ缶に入れて(タリベが托鉢の時に、お金とか、米とか、砂糖とかいれるボール)色んなとこから持って帰ってくるんだよ~~~~~だから チェブジェンだってだって、マフェだって、なんでも好きなものが食べれるよーーーー。だって。

タリベが持ち帰ったわずかなご飯を、スイカのようにタリベに見守られながら食べるのかと思うとぞっとして・・・・あっ!!私帰ります!!”っといって退散してきました・・・・。
この分け与える精神半端ないな。私も心を入れ替え見習いたいと思います。


タリベたちの様子を少しずつビデオに撮って発信していきます。
今回はPart1
タリベたちの自己紹介です。どーぞ。


2 件のコメント:

  1. まっきーさん、タリベレポートすごいです!ニオロだと案外中流階級くらいの子どもたちがいい暮らししてるくせにジャポネにたかってきて、タリベの方が統率がとれていてしつけがなっていてあまり嫌なことしてこない、って印象なんですけどカオラックもそうなんでしょうか。続きも楽しみにしてます。

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  2. みさってぃ~
    タリベ達、仲良く話していたら一度も何か頂戴と言われた事はありません・・・近所のおばちゃんの方が金をせびってきます・・・・・。
    まだまだ解らないタリベ達のこと、仲良くなっていっぱい話聞いてきまーーっす!

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