自己紹介

自分の写真
 ずっと 魂が呼ばれている気がしていたアフリカに青年海外協力隊で行くことが決まりました。 どんなことが待ち受けているのか楽しみでわくわくドキドキ!!!。 幼稚園の先生としての経歴 ・日本の幼稚園4年間 ・ベトナムの日系幼稚園2年間 ・韓国の幼稚園の日本人クラス1年 ・ドイツの日系幼稚園2年間 ・日本のインターナショナル幼稚園10ヶ月 ・セネガル幼児教育隊員2年間。 幼稚園の先生最高です!!!! 自分にむいてないと思ったことは何度もあるけど辞めたいと思ったことは一度もない! 子どもから学ぶこと多し! この職業に出会えて本当によかった~~~~~~~~~~~。

2010年5月28日金曜日

ちょっと、げんなり。

 
 なんだか嫌な気持ちです。
道行く人にお金をくれといわれるのは慣れましたが・・

 自分が担当している幼稚園の先生に”お金を貸してくれ”だとか、”携帯を貸せ”だとか言われて今日は、げんなりしてしまいました。

”お金はないよ”というと財布を見せろっといわれて”500FCAだけ”ね!!いいでしょ!!”っと無理やりもってくし、携帯も”ちょっと見せて”ってもってって誰かにかけてるし、”どうしてそんなことをするの?”っときくと 私の携帯クレジットが入ってないの~~”だって。

 今日は3人づつ果物の色塗りをしていて、残りの子供たちはござで待っていたので、
”まっている子供たちに果物の手遊びをしていいですか?”って先生にいったら、”色塗りの子供たちが集中できないから何もしないで”、と言われ、ただひたすら先生が指示する色を塗らされている子供たちの様子を見ているだけの一日でした・・。
しかもはみ出すと目の前でビンタ 
挙句の果てに”あぁもう時間がないわ!!っといって先生が色塗りをしだしたではありませんか・・・ 最後らへんの子は先生がほとんど塗った塗り絵の上を少しなぞった程度で はい終了。
そして日付は2月・・・・2月にやるはずだったのを帳尻合わせで今やらせて・・うその日付を書いていました・・。

セネガル幼稚園は基本的に子供が経験するとか、楽しむというよりは 出来あがった作品があることと それが上手に出来ていることがポイントなようです・・。

先生は子供のそばにずっと居ず、私の携帯で誰かに電話し(もちろん仕事と全く関係ないです)
子供がざわざわすると”先生は電話をしているのよ!だまりなさい!!”っと怒鳴る・・。

コーランを教える先生が来るとそそくさと年少クラスに行って
机の上で昼寝 年少児が”きゃっきゃ!”遊んでいると
”先生は寝ているのよ!!!だまりなさい”っとどなる・・。

嫌なことばかり目についてしまって、どっと疲れて今日はどこにも寄り道しないでそそくさと家に帰ってきてしまいました。

先生たちはこんなんでもすごくプライドを持って働いています。
それが余計にやりにくい・・。

なんだかなぁ~~~。

 私は確かにお金持ちの国から来た日本人かもしれない、でも資金や用具の援助をしにきたんじゃない、(そういうものを援助されても先生たちが家に持ち帰ってしまって、終了する。子供には届かない。)
 一時のものやお金の援助もあっというまに使ってしまってまた貧困にもどるんじゃ意味がない、だから計画的に使うとか自分で生産するとか考えられる人材が育つように幼児教育から変わっていく必要があるのに、先生がこんなんじゃ・・・

まぁ・途方に暮れる日があっても いいよね。

寝てリセットして また次の手を考えよっ。

2010年5月24日月曜日

一夫多妻制


 イスラム教のセネガル。男の人は4人まで妻を持っていいことになっていて、けっこうな数の人が複数の奥さんを持っているようです。

なんで男の人だけ!!!??って聞いてみると
”だってコーランに書いてあるから”との返事。
コーランは法律よりも正しい・・。そして男の都合のよいように出来てる・・・。

 女の人にそれでいいのか?っと聞いてみると”そんなのいいわけない”っと歓迎していないようだ。

誰かの妻になっても旦那が2人目の奥さんを連れてきやしないかと、心配しないといけないし、別の家に住むならともかく、一緒の敷地にすんでいたら喧嘩や、問題が絶えないそうだ。

一夫多妻の夫は1日おきや2日おきずつにそれぞれの妻の部屋に均等に泊まりにいくのだそう・・。


私が ”自分の夫が違う人と結婚する結婚式に出るのなんてありえない!!悲しすぎる!!”って言うと

”あら・・結婚式にはでないよ。旦那は奥さんに内緒で結婚して、そして時期をみて友達の口から自分の奥さんに2人目の奥さんが出来たことを報告してもらうんだよ!!”・・・っと。

なぬうううううううううううううう!!!
旦那の友達から自分の夫に2人目の妻が出来たことを知らされるだとぉ~~~~!!
もっとありえへん!!!ありえへん ありえへん!!

それを知らされた奥さんが離婚を決意したりすることもあるらしい・・。その場で旦那に熱湯をかける なんて事件も起こったとか・・。あぁ怖いね~~。

でも、近所のマンゴー屋のおばちゃんは、”あんた気にいったわよ!!私の夫の第二夫人になりなさい”って隣に座ってる旦那を紹介してくれたました・・そんな人もおるのか・・?

今日習ったタニーギリギリ(貝殻のひっくり具合や並び方で占いのような事をする。)日本でいえばあーした天気になーれ!!ってサンダルを投げるのと同じような感覚でしょうか、貝殻を片手で混ぜてぱっと放して遊ぶゲームでは
・お金が手に入る
・愛が生まれる
・子供ができる
・別れる
・家が持てる
・喧嘩する
の他に
・旦那が3人目の妻を作る
っていう項目までありました。

一夫多妻制はこの文化に浸透しているようです。

浮気はだめだけど、結婚ならいいそうです。
なんか 私・・常識の定義が解らなくなってきました。

堂々と”2人目の奥さんだよ!仲良くやってね!”って言われるか、隠れて浮気されるか・・・・
うわ~~どっちもいややなぁ~。
でもどちらかというと堂々と言ってくれるほうがいいなぁ~。
(あっもうセネガル人化し始めたんだろうか・・[m:60])

いやいや・・人を裏切るような行為自体が嫌やな。

・・・まだまだ知らないことだらけ。

2010年5月23日日曜日

近隣に村発見






 私の家は カオラックのシテケべという場所です。
ちゃんと電気も水も通っています(停電はしょっちゅうですが・・・)

でもこの前、同期が家に泊まりに来たので、一緒に家の周辺を散歩したらすぐ近くに(徒歩15分圏内)水も電気もないちょっとした村があったり、藁屋根があったり、全然知らない世界が広がっていることに気付きました。


 暑いよ~~!!!っと嫌がりながらも同期の強引な誘いに、勇気を振り絞って外に出てみることに・・。
しばらく歩くと給水所(水道が一つある)に集まってる人だかりを発見。
行ってみるとおばちゃんがポリバケツに次々に水をくんで、子供たちがロバを使って荷台に水をのせ、家々に水をはこんでいました。
同期がロバと一緒に水運びに行ってしまったので、私はしばらく、その水入れのタンクに座らされ、おばちゃんたちと井戸端会議・・。
誰でもウェルカムのこの国民性は最高です!。


おばちゃんと子供たちは、毎日この作業をしているそう・・。
セネガルの村の人たちは、生活するということに一日の時間を全部つかってすごしている。
こうやって水を汲んで、昼寝をして、薪をひろって、洗濯をして、ご飯の用意をして(セネガル食は3時間かけて作るそうです)
ゆっくりゆっくり時間がすぎていきます。
急ぐという観念はないのかもしれません。

お金もないし、仕事もないし、便利な物も、アミューズメント的な場所もない、でも問題もない。
そのかわり人とコミュニケーションをする時間、自分について考える時間がいーーぱいある。
セネガルにボランティアに来た私ですが、セネガル人のほうが幸せに見えるのは私の目がおかしいのでしょうか・・。


言葉を話せるようになって もっともっとセネガル人が何を考えているのか、生活はどんななのか知りたいです。
幼稚園がもうすぐ3カ月間の休みに入るので、毎日通って村の人と子供たちと仲良くなってみようと思います

2010年5月18日火曜日

セネガル幼稚園事情


 今日は初出勤でしたが今まで7つの幼稚園を見学させてもらいました。
どこもだいたい状況は似た感じです。

・8時半頃子供たちが親に連れられて登園。
・子供たちが座って待つ・・・ただひたすら何もせず、待つこと30分
・みんながそろったらそれぞれの部屋に分かれる。
・机やいすや鉛筆も少ししかないので クラスの活動をするときはグループに分かれてする。一つのグループに先生が行っている間、待っている子たちは茣蓙の上でまたひたすら座って待つ。
・おやつを食べる
・順番に鉛筆で絵を描く(半分の子供は座って待つ)
・1時お迎えが来て帰宅(セネガル人は昼は家族そろって食べる)
・先生もぴったり1時に帰る。



 ざわめきだすと鞭(時に 落ちている木の枝、履いているサンダル、ズボンのベルト)をもった先生が思いっきり子供の頭をたたく。[m:246]
その光景はあまりにも怖すぎて何とも形容しがたいが、
先生が鞭を持って近づくと、子供たちがサーっと静まり自分の場所に戻っていく、まるで神の杖で海が2つに割れて道が出来るように・・・・先生の歩く場所に道が開ける
なんの説明もない ただ騒がしくなるとたたいて終了。
お笑い芸人以外でサンダルで頭叩かれる人始めてみました・・・。

それでも子供たちも馴れているのか、往復ビンタ(いや・・ときに2・3往復ビンタ)でも泣かない。
手で頭を押さえて痛さに耐えてそのあとはまたケロっとしている。

セネガルの子供たち強し。

セネガルでも暴力は禁止されている、先生も解っているんだけれど長い間ずっとそうで今も尚続いている。

”暴力はダメ”と書かれたユニセフ配布のポスターが壁に貼ってあるのもむなしくその目の前で叩かれる子供たち。

 ござで座って何もしない待ち時間が余りにも長く子供が暇そうなので”名前なーに?”っと聞いて回るとみんなが握手をしに(セネガルの挨拶)集まってきたのだけれど、みんなまとめて叩かれてしまい、”本当にごめんなさい”という気持ちになる。
これじゃこわくて子供に喋りかけれないよ~~~。
この国では幼稚園の先生に初恋とか・・・絶対ないだろうな・・。

ちなみに今日は年長の先生が来なくて(旅行中だそうだ)
ジャトゥー(私の名前)なんかやっといて!っとそのクラスにいきなり放置されて手遊びをすることになった・・。
年小、年中、年長と人クラスづつあるが、誰か先生がこなければ1人の先生が2つのクラスを行ったり来たりするので子供たちは半日放置されることになる・・・どんなんやそれ!!

そして何か製作しようにも 遊ぶにも何も物がない、
紙もない。のりもない。おもちゃもない、ボールもない、
あるのは数本の鉛筆(子供の数ない)と色鉛筆1セット、勉強用ノート、ござ、子供用縄跳び1本。

日本のやり方が正しいとか、どんな保育方法が正しいとかそんなのはないと思う。
だから自分のやってきたことを押し付ける気も全くない。

それぞれの土地と文化にあった方法があるのだとおもうから セネガルのやり方を尊重しながらも、子供たちが少しでも楽しく過ごせるような場所づくりに貢献できたらいいなと思う。

でも・・言葉もままならないよそ者の私がたったの2年で一体何ができるのだろうか?途方に暮れるなぁー。と思った一日でした。

2010年5月15日土曜日

市場で現地語学ぶ






鬼のようなフランス語訓練を受けたにもかかわらず、
ここセネガルはウォルフ語が主流・・
現地の人が全く何をいってるのかさっぱりわからん・・こんなんじゃ働けません。[m:55]
なので市場で色んな人に喋りかけて少しずつ覚えていくことに、市場のものは値段がないので ”いくら?”って聞くと必ずぼられます。
でも最近攻略法が解ってきた。
・まず店の人に ca va?って挨拶して
”元気か?”
”毎日あついねー!”
”どこに住んでるの?”
”この服とても素敵だね”
”私の名前はジャトゥーだよ(私のセネガル名)2年間カオラックにすむからよろしくね”
とあつく握手をかわし
”ところでこれいくら?”
っと本題に持っていくとなぜか安いのです。
マンゴーも一キロ50円ですんなり買えました。
心を許してくれると少し安くなるのです。
こうなったら・・愛想ふりまきますよ。ろくに言葉も出来ないので、笑顔だけ勝負なんだから!

おかげで自己紹介のウォルフ語だけはなんとか喋れるようになりました。

今日も市場に出かけて10人ほどと握手をかわし、挨拶をし(助け合って生きるこの国では挨拶が命です)
そしてそうやって仲良くなった金物やのおばちゃんと、ナイナイの岡村似の兄ちゃん(写真:左の人)に2時間ほど現地語レッスンをしてもらい帰ってきました。
明日はセネガルご飯の作り方を教えてくれるそうです。おばちゃんのお家ご訪問!

教科書から学ぶのは苦手だけど、喋って覚えるのは得意!
ウォルフ語ペラペラになってやるぞ~~~!
さようならフランス語。[m:205]


写真は・セネガルの岡村
   ・私の家
   ・家の目の前の風景

2010年5月14日金曜日

2年間住む家にようやく引っ越ししました。




セネガルのカオラックは大きな都市。
日本でいえば大阪!?さらに私の家の周辺はお金持ちの人が住む地域で環境が良い。
藁の屋根の家や、穴に住むのを希望していた私としては少し残念だが・・仕方ない。

カオラックといえば、蚊とハエとゴミの町とよくいわれているが、蚊は暑さのせいであまりいない・・・。そのかわりといってはなんだが、私の家はアリだらけ・・。
大家さんが首都にいって帰ってこないまま一か月がたち、契約しないまま私は新居に引っ越しました。
アリの住まいに居候させてもらうと言った方がいいだろうか・・。

只今の気温:
外44度・室内34度
洗濯が手洗いで大変なので、最近は絞らずボトボトのまま外に干しておくが、2時間でカラッカラに乾くので便利!
冷房器具→扇風機のみ。
やっとこの暑さにも慣れて、夜も汗だくになりながらも朝まで爆睡出来るようになりました。
一軒家で部屋が3つにキッチンにトイレ風呂、庭にもう一個キッチンと物置があります。
どんなけ広いねん!!
家の状態。
・1週間掃除しなければ砂が降り積もる。
・穴が空いてたバスタブは修理によりさらに見栄えがボロボロになる(こっちの人は見た目とか使い勝手とか考えないのだろうか?)
しかも足に刺さる感じで危ないうえに水漏れは治っていないという状態にリニューアルされてしまったため、買ってきたガムープを上から張り付けて自力で修理しました。(最初からそうすればよかったやんか・・。)
・部屋の壁と床の間の隙間もガムテープで封鎖してアリの出入りをとめる。
・トイレの便器 捜索中。
・停電毎日と断水時々が一日の数時間ある。

自分の家に引っ越して来週からは幼稚園に出勤しカオラック生活始まりです。
どうなるかな?
自分の居場所づくりがんばるぞ~~~。